カビ対策のプロが教える!カビが生えない家の秘訣とは?②

上尾で高気密高断熱のリゾート注文住宅ならスタジオそら

①の続きになります。ぜひ①を読んでからこちらをお読みください!

快適に暮らそうと思ってやっているカビ対策が逆にカビを生やしてしまっているかもしれません。

住宅を良くしないと、私たちが健康に暮らしたくても家が追い付いてきていないのです。

『この先、暮らしていてカビはつきもの』とみんなが等しく同じように悩んでいるならいいのですが、『カビない家がある』と知ってしまった以上、この先家を建てるとしたらカビの生えない家を建てたいと思いますよね。

目次

カビが生えない家の3つのちがい

おさらいすると、カビない家には3つのちがいがありました。

この3つが揃わないとカビの生えない家にはなりません。

1.高気密高断熱住宅のレベルが高い

2.空気の流れを設計してある

3.その家の住み方を知っている

家を建て替えないとダメなのか…と手を止めた方!今住んでいる家を少しでもカビの生えない家に近づきたい人も今回の記事は参考にできるポイントがありますのでご安心ください

普通の家のカビ対策

家のどこで何が起こっているのか分かると予防しやすくなるし、どんな家電や家具を買えばいいのか。どう使えばいいのか。分かるようになってきます。

逆に知らないとカビが生えていてもそれに気づかなかったり、生えないようにする予防方法も分からなかったりしますので、今後の為にも知っておくとよいでしょう。

前回は、LV.0 キッチンとLV.1 お風呂について解説しました。

どちらもカビ対策、掃除を普段する場所なのでレベルが低かったですが、その中でも場所によっては『そこカビたらやばいレベル』が一気に上がります。キッチンだったら、収納。お風呂だったら、天井

レベルが低いからって油断はできない!

今回は、この続きを解説していきます!

発生場所

LV.1 洗濯

お洗濯をするところのカビ対策です。カビが生えるところは2箇所。洗濯機の内部と洗濯物の生乾き臭。

洗濯槽内部には、黒カビが発生してしまいます。こちらは皆さん、よく悩んで対策する方が多いかと思います。

もう一つ!洗濯物の生乾き臭。こちらもカビによって臭いが発生してしまいます。こちらが厄介ですし、目をつぶってしまっている方が多いんではないでしょうか?諦めていませんか?

お天気雨が多い夏、いつゲリラ豪雨が来るか分かんないし、先月までは梅雨だったし…ここ最近部屋干しが多いけど、家帰ってきても乾いていないし、洗濯物が臭い。

この生乾き臭って菌のフンの匂いなんです。モラクセラ菌という名前の菌です。この菌は私たちの皮膚に常にいる常在菌です。

①の投稿では、他の場所に発生するカビは外の土から飛んでくると言いましたが、モラクセラ菌は別です。私たちの皮膚にいる常在菌なので、モラクセラ菌とバイバイすることはできないのです。常に私たちの肌を外敵から守ってくれている良い菌なのですから。

モラクセラ菌が好む環境が、20〜40度、湿度60%

つまり、私たちの肌の表面はモラクセラ菌にとって絶好な環境なのです。

この菌の厄介なところがありまして。洗濯後、8時間乾いていない状況だと100倍に増えてしまいます

家出る前に干して行った洗濯物が家帰ってきても乾いていないとなると、衣類やタオルのモラクセラ菌は100倍になっているということです。つまり、モラクセラ菌を増やさないためには、常に洗濯物を2時間以内に乾かすことが大事なのです

もし、匂いはじめてしまった洗濯物は普通の洗剤では落ちません。2022年の花王さんが研究結果を出していて、モラクセラ菌は集まるとみんなでバリアをはってしまうそうです。しかも、繊維の奥に…。

このバリアは、除菌剤も跳ね返してしまいます。なので一度臭ってしまったら、いくら洗っても臭いが取れないのです。次に洗濯した時にすぐ乾いて臭わなかったとしても、モラクセラ菌は消えていないので、また乾かなかったら臭いが発生してしまいます。

しかし、60度以上の温水や水蒸気(スチームアイロンなど)1分以上でバリアが壊れます、その後すぐに洗濯することで、菌に除菌剤が届いて、やっとある程度取ることができます。

そらスタッフ

それで顔を拭いたり、衣類を着れば、皮膚の菌は付いてしまうので、イタチごっこですね。

乾燥機では、フンを落とすことができても菌自体を取り除くことはできません。

生乾き臭をさせないためには、常に2時間以内に乾かさないといけません。一回でも6時間、8時間乾かなかったら菌は100倍に増えてしまいますから。

繊維にもよりますが、部屋干し(土埃にはカビが付いているので)で速乾する家じゃないといけません。

そんな家あるの?

そらスタッフ

私たちの家は、部屋干しでも2時間以内に乾く設計です!

LV.1 玄関、下駄箱、シューズクローク

最近は、玄関にシューズクロークを求めるお客様が多いですね!

ですが、ここがカビてしまったらお友達、お客さんを呼んだ時に一番臭いに気付かれてしまう場所なのです。ここはカビ菌が多いです。

なぜなら、外から帰ってきた靴の裏やベビーカーのタイヤなどに、ついた土の中にカビ菌がいるから。

ガーデニングが趣味の方は、要注意です!

ガーデニングをする際に履いていた長靴。その長靴についた泥にはカビ菌がいます、それをすぐ綺麗にしたりしないと、カビ菌が増えて胞子を飛ばし、部屋の中にカビ菌が入ってきてしまいます。

玄関の外で泥を落とすのが良いですね。家の中に持ち込む土の量を減らしましょう。

また、玄関には靴以外に色々なものを置くかと思います。自転車、コート、スポーツグッズ、カッパや傘など。

普通の家は、基本的に濡れたものは外で乾かした方がいいです。速乾する家ならいいのですが、速乾しない家はそうしましょう。

換気が届いていないシューズクロークであれば、濡れたものを冷暗所にしまうのはやめましょう。

そらスタッフ

玄関も常に換気されている環境が大事ですね!

LV.1 家電

一番家電の中でカビが思いつくのがエアコン内部ではないでしょうか?

部屋のカビの胞子やほこりが含んでいる空気をエアコンは吸い込み、内部で結露させて除湿するのでカビを防げません。

業者さんに中までクリーニングしてもらわないといけません。ここで注意してほしいのが、ドレンパイプ内もクリーニングしてもらいましょう。

次に、加湿器!快適になるまで加湿すると、家のどこかで結露しています。

水蒸気はとても細かい粒子なので、間仕切壁だろうと、ドアだろうと、木だろうと全部通り抜けていきます。

見える所は皆さん気になって掃除するかと思いますが、見えない所のタンスの裏、ベッドの下、洗面台の下、畳の下が結露起きてしまうと気づかずカビが生えてしまいます。

だからといって加湿器を使うのをやめましょうね!ではなく、見えない場所の掃除もしましょうね!ということです。

多くのメーカーが採用しているのに、カビてしまうものがあります!それが、換気の熱交換器

この熱交換器の内部はカビだらけです。なぜならば、絶対に結露するからです。

たとえば、真冬、外が0℃で家の中は暖房して23℃、その空気が交わったら絶対に結露します。

結露している熱交換器内で『家の中のカビの胞子が飛んでいる空気』と『外のカビ菌が入った空気』が交換し合う場所はカビてしまいます。

ここは対策方法がありません…。

LV.1 寝室

寝室の一番要注意な場所はベッドです。

人は寝ている時に500~1000mlの汗をかくと言われております。水蒸気となって汗をかくので敷布団や掛け布団を通り抜けていきます。なのでベッドの空間全体が湿度が高いです。

ベッドの下にホコリが溜まりやすいのは、湿度が高く水蒸気とホコリがくっつき重くなりそこに落ちて溜まっていってしまうのです。

このホコリには当然ながらカビの栄養源が含まれています。定期的にベッドの下を掃除しないとカビだらけになってしまいます。

LV.2 窓まわり

北側のサッシが一番結露します。ここは換気しても無駄です。結露して、カビが生えてから換気しても無駄なんです…。

何故北側の部屋の窓が一番結露してしまうかというと、南側のリビングにて加湿器を使用しているのが原因の一つです。この加湿した水蒸気が、閉まっているリビングドアも通り抜けて北側に届き、一番寒い北側の部屋で水蒸気となってしまいます。

さらにサッシの性能が低いと、サッシ自体が冷たくなるので結露しやすくなります。一番性能が低いのがアルミサッシと単板ガラスです。これらを使っていると結露してしまいます。

対策方法が2つほどあります。

①今年から補助金でお手軽に「樹脂の内窓」2重サッシを追加することが出来ます。

こちらの補助金とても人気で6~7月時点で今年一年分の補助金を使い切ってしまう勢いだそうです。

アルミサッシと単板ガラスの窓は、冬の暖房の熱が半分逃げてしまいます。夏の外の暑い熱が7割も入ってきてしまいます。だから、夏は暑くて冬は寒い家ができあがってしまうのです。

ガラスだけ変えてもダメです。サッシがアルミのままだとサッシが結露してしまうので、樹脂のサッシも内側に付けることをオススメします。

②暖房

まずは窓の性能を上げて、暖房します。換気ではなく暖房です。北側の部屋のドアを開けっぱなしにし、リビングの暖房が届くようにすると、サッシの結露はなくなります。

LV.2 床下

床下のカビはかなり深刻なものです。

もし床下で漏水、排水管が外れるなど起きてしまった場合、気づかないことが多いです。

LV.3 壁

クロスにカビが見えている状態はかなり最悪です。壁の中はもっとカビだらけです。

原因は壁体内結露

壁体内結露が起こってしまっては換気しても暖房しても無駄です。リフォームしないと治りません。

ただし、一度壁体内結露を起こしてしまった壁を完全に治すやり方を知らないとまた同じことが起きてしまう家になってしまいます。

本当に困っている人は、私たちのような壁体内結露の対策を知っている人にお願いしてください。

でも、壁の中って見えないじゃん?私の家は大丈夫なのかな?

そらスタッフ

あなたの家が壁体内結露を起こしてしまっているか今すぐに分かる方法をお教えします!

ズバリ、外壁!

←左の画像はカビが生えてしまっている外壁

→右の画像は濡れている外壁

これらの外壁の状態だと壁体内結露が起きてしまっている可能性があります。

濡れているだけでカビが発生していないのは抗菌塗料が塗られているだけで両方とも壁体内結露によって壁は濡れています。

外壁にカビが生えていたり、濡れているお家=防湿していない家

濡れているだけなら大丈夫かな!

そらスタッフ

湿度を好むカビの胞子たちは濡れている外壁から内側に入ってきます。外壁が濡れていれば壁の中はカビだらけと思っていいでしょう。

③に続く

①では、『LV.0 キッチン』『LV.1 お風呂』のカビ対策方法を解説しました。

今回の②では『LV.1 洗濯』『LV.1 玄関』『LV.1 家電』『LV.1 寝室』『LV.2 窓まわり』『LV.2 床下』『LV.3 壁』のカビ対策・カビたら危険な理由を解説していきました。

カビてしまったら、カビ掃除では対処できず、リフォームが必要になってしまう場所もありましたね。

私たちは『カビない家』を建てています

これから家を建てる人に知っていただきたいのは一度カビてしまったらリフォームしないと、治らない場所があることです。後に費用がかかってしまうなら初めから『カビない家』にして、永く住めるお家を目指しましょう。

ぜひ、スタジオそらにお越しいただき、カビが生えてしまう家とカビない家の違いをお話させて下さい。お気軽にお問い合わせいただければ、詳細な情報をご提供いたします。未来の健康な暮らしを一緒に考えましょう!

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