最近は高性能住宅に補助金がつくようになって、やっと大手ハウスメーカーも住宅性能を謳うようになってきましたが、実際にその家に住んでも「寒い」とか「快適じゃない」という口コミが多く見られます。
“高気密高断熱”と調べると予測検索に「高気密高断熱 寒い」「高気密高断熱 後悔」などが上がってきます。
本物をきちんと建てられるハウスメーカーが非常に少ないのが現状です。
- 高性能住宅の見極め方が分かる
- 建築会社の見極め方が分かる
- 自分に合った家づくりの優先順位の決め方がわかる
いろんな工務店やハウスメーカーが『高気密高断熱』と謳っている言葉は同じですが、性能の中身はピンからキリまであります。
皆さん同じだと捉えてしまっていて、本物を見分けられていません。
今回は、せっかくの人生で大きな買い物を失敗しないように建築知識がなくても見極められる方法を解説していきます。
家づくりで後悔
インスタで「後悔」と検索すると「後悔する家づくり」と出てきます。
インスタには洋服や、家電、ホテルなどいろいろなジャンルがあるのに後悔したものを発信している人の中には、お家で後悔している人が多いのです。
「後悔=家づくり」という投稿が現状20万件投稿もあるそうです!
人生で1番となる大きな買い物だから、後悔する気持ちも値段に比例して大きくなりますよね。
百均で買ったもので後悔しても明日には忘れていますもん。
でも、お家は違います。毎日暮らしているので、体感してしまったり、目に付いてしまったりしまうものです。
その度に思い出して『はぁ』とため息をついてしまいます。
高気密高断熱を見極めるための5つのステップ
- 自分の理想な家を想像する
- 理想な家を建てられる技術のある候補先を見つける
- 技術のある中からいい建築会社を絞る
- 優先順位で決定
- 見積もりを現実の範囲で選別
理想な家を心に持っておくことはとても大切です。
理想がないままお店に足を運んでしまうと、提供する側のできる範囲の家づくりで判断することになります。
理想があれば、「これができないなら辞めよう。」と見極めることができます。
理想の家が建てられるようにしたい
理想な家を心に持っておくことはとても大切です。と言いましたが、
理想の家を思い浮かべた時に、今までの経験の中からでしか構築できません。
なので、私たちのお客様は「住むまで信じられなかった」「嘘だと思っていた」など自分の理想の範疇にもない暮らしで驚く方が多いです。
理想の家を構築するには、体感しないと分からないのです。自分の理想以上の家が存在するとは思っていないから想像できないのです。
日本で高性能住宅は最近でやっと新築の10%、全体ではわずか数%です。
その中で本当に基本を抑えて建てていて、理想を越えるようなお家は、実は数%に過ぎません。
どの地区でもいい工務店さんはいるはず!
だが、ほとんどの場合、それを見極められず営業力の強い方へ引っ張られるのが現実です。
家を建てる皆さんが見極められる目を持つことで、よりいい家が建てられるようになります。
①自分の理想な家を想像する
自分が納得できる基準を持つ。
お家を建てる会社が言ってくる性能はほとんどがバラバラの基準です。
例えば、断熱性能を表記するのにUa値で言ったり、未だにQ値で言ったり、熱伝導率や熱還流率。はたまた断熱材の厚みで言ったり光熱費で言ったり。
断熱性能を聞いているのにバラバラな基準で答えが返ってくると、素人さんには比較が難しいです。
自分が納得できる基準がないと、「ウチの数値はいいですよ〜」と言われて比較ができず、いい数値なんだと思い込んでしまうことがあります。それ以上を見つけられなくなってしまうのです。
断熱性能は、断熱レベルをつたえてから契約するのが決まりとなっております。
でもそれは、断熱性能だけなんです…家の性能っていっぱいあるのに…。耐震性能や気密性能、耐久性などあるのに、断熱性能だけがやっと統一されるのです。
「数値いいですよ!」と謳っているハウスメーカーから皆さんが本物を見極めないといけないのです。
この基準を達成してないといけない!も判断基準になりますが、「これをやっていたらアウト」な性能の知識があると判別しやすいです。
これらの知識を得るためには勉強が必要です。
これらの知識を得てから理想な家を組み立てると、0〜100レベルの家が分かってから、自分の理想レベルに気付けるので70くらいの家にしよう、50くらいにしようと初めて理想を立てられます。
この3つの知識があれば、それに合う工務店を選びをするだけなので絞りやすくなります。
②理想な家を建てられる技術のある候補先を見つける
皆さんの住みたい(建てたい)地区、地域があると思います。
そこから半径20km、長くて30km(車で片道1時間以内)が概ね建築会社の建築範囲と言われております。
もしくは、HPなどに施工エリアが書かれていたりします。
土地をお持ちの方は、その土地から半径20km、30km内で理想な家を建てられる技術のある建築会社を探すことになります。
あんまり遠いところは、オススメしません。
住宅は、建てるまでよりも建ててからのほうが工務店と付き合いが長いのです。
もし、雨漏りをしてしまったなどトラブルが起きた時に工務店が遠いとメンテナンスに時間がかかってしまいます。
みなさんにストレスもかけてしまいますし、家に負担もかけてしまいます。
すぐ来てメンテナンスしてもらうためにも家を建てる場所に近い工務店を選ぶことをオススメいたします。
③技術のあるいい建築会社を絞る
- 理想な家を建てられる技術のある候補先を見つける
は、性能で絞りましたが
- 技術のあるいい建築会社を絞る
は、信頼度で絞ります。
家は、引き渡しの時がスタートです。
建てるまでの期間は最長でも12~14カ月、そこから住むのが20年~30年以上。
圧倒的に住む期間のほうが多いですね。
建てるまでは、「こうなったらいいな~」などプラス要因が多いですが、
住んでからは、メンテナンスや災害時の復旧など、マイナス要因がほとんどかと思います。
ここが上手くいかないとストレスがかかります。
メンテナンスもきちんとやっておかないと家はすぐに悪くなってしまいます。
- 建てた後のメンテナンスが家を長持ちさせる
- ストレスなく長くお付き合いできる会社かどうか
- 実際にお話ししないと波長が合うか判定できない
「なんか、安いからココにする!」「デザインがかっこいいからココにする!」と決めてしまうから、後悔してしまうんです…
美容院やネイルなどは、やってもらって『なん違うな~』と思ったら手直しが可能ですが
お家はそう簡単にやり直しがききません。
自分や家族と会社が波長があうか、確認した方がいいです。
また、その工務店の社長と面談しましょう。
そもそも社長と面談ができない所は、やめておいたおいた方がいいかもしれません。
つまり、家を建てるということは、「一生付き合える会社を探す」ということだと思います。
建売やマンションは基本関係ありませんが、
注文住宅は、家を買ったら終わりではありません。そこから付き合いが始まるので、ちゃんと付き合えるかどうか見極めるのはとても大事なことになっていきます。
ここを見極められないと、大きなストレスになってしまい後悔するポイントになります。
④優先順位で決定
さまざまな要素の中で優先順位をつけると後悔しません。
重要なこと、不要なこと、実現可能なこと、不可能なことに優先順位をつけて、家と会社を総合的に判断しましょう。
いろんな工務店と面談した後、総合的に優先順位で判断して絞っていきましょう。
ここで1社くらいに絞れると良いでしょう。
⑤見積もりを現実の範囲で選別
ここでやっと見積もりで選別していきます。
自分の理想のどこまでが実現可能なのか。それは支払いできるのか。(買えるか。)
自分要望と会社の実現可能をすり合わせして、現実的に見積もりをし、事前審査(予備審査)をして支払い可能な範囲を判断します。
・その会社で叶えたい自分の要望をまとめる
・大まかな見積もりで建築可能か判断
・住宅ローン事前審査をする
・家計の見直し
ここで実際に毎月払っていけるのかどうか判断していきます。
もし無理だな。と判断したら、家計で消費しているものを減らしたり、理想を見直したりしながら手に入るようにしていきます。
最も重要なのは
自分や家族の理想をもつことです。
理想が無い状態で話が進んでしまうと、工務店やハウスメーカーから提示されたもので判断していくことになります。
【家づくり 後悔】なんて投稿をする側にならないように住みたい家を想像しておきましょう。
そもそも全く家のことが分からず理想も何もつかない場合は、工務店やハウスメーカーのHPを観たり、実際に足を運んでどんな家が建てられているか知るといいでしょう。
相談会を開いている工務店などもあるので、相談してみるのもオススメいたします。
スタジオそらでも相談会を開いています。
「暖かい家に住みたい!」「家事したくない!」など抽象的な相談からも自分の理想が浮かべられるようにお手伝いいたします。
スタジオそら株式会社
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