エアコンの風が身体に直接当てるのって不快ですよね。
肌も喉も乾燥するし、体温調節が乱れて風邪を引いてしまったり。だからってエアコンをつけない真夏と真冬を過ごすなんて考えられない。
この夏にエアコンの不快感を思い出しました…
8月に百年の家プロジェクトの皆に会いに行った先で泊まったホテルのエアコンが、ベッドで寝ていると直接風が当たる位置に設置されていて止めたら暑いし、つけたら直接風があたるし、仰向けで寝ていたら顔がカピカピになるし、うつ伏せになっても首元冷たいし、布団かぶったら汗かくし、布団ないと寒すぎるし。
まさに、この画像のような位置に設置されていました
エアコンの位置でこんなにも寝つき悪くなるんだな。と実家にいた時のことを思い出しました。
毎日、空気の流れも設計した家で過ごしていたからエアコンのこの不快感を忘れていました。
- 体調崩しやすい体質が変わる
- 電気代の節約にはエアコンではなく○○を無くす!
- エアコンの数よりエアコンの取り付け場所で快適さが変わる
エアコンの風を扇風機のように身体にあてるから体調を崩してしまうのではないか。
エアコンの風は身体に直接あてるものではなくて、あくまでも部屋の温度管理をするというもの。
お部屋ごとの温度差を無くして、体力の消耗を減らす手段としてエアコンを上手く使うほうがいいと思います。
エアコンの設置数と吹き出し口の向きは本当に大事なんだなとつくづく思います。
空気の流れが読めなかったら、エアコンの設置数を間違えてしまうだろうし、設定温度も間違った暮らし方をさせてしまうだろうなと思いました。
なぜこんなにも空気の流れにこだわって設計しているのか今回の記事で解説していきます。
エアコンで体調を崩してしまう方
エアコンの設置位置、吹き出し口の向きを間違って取り付けてしまっている可能性が高いです。
風が身体に直接あたっていたり、パワーを強くしないと快適な温度にならないお家(設定温度と部屋の温度が一致いないお家)で過ごしていると、どうしても乾燥してしまいます。
口の中や、鼻の中が乾燥してしまうとウイルスが付着しやすくなり、身体の中に入りやすいです。
一時期よりコロナが終息したとはいえ、まだ流行っていますし、インフルエンザも毎年流行っているので油断禁物ですね。
厄介なことに、人間が生活しやすい温度はウイルスにとっても生活しやすい温度です。
だから、夏風邪が起きてしまうのは間違ったエアコンの位置やパワーで乾燥してしまい、口や鼻にウイルスが付着してしまうからです。
年中健康に暮らすためには、エアコンの風を直接感じなくても涼しい(暖かい)住宅環境が大事です。
エアコンで風邪をひかないために
風邪の特効薬は無いので、熱が出たら解熱剤、咳が出たら咳止め。など対処療法などしかありません。
結局、自分の身体が頑張ってウイルスを退治するしかありません。
そのためには、体力と免疫力の回復が早くなる住環境にしないといけません。
エアコンの設定温度通りの室温になるお家が一番理想です。
『エアコンの設定温度通りの室温になるお家に住んでない!』『これを見る前に家建てちゃった』という方はこのような事に気を付けてください。
・パワーを強くしない(極端な温度設定)
・直接エアコンの風にあたらない
・適切な温度管理
季節の変わり目は、エアコンの温度設定も間違えてしまったり、身体が気温に追い付かなくて体調を崩してしまいがちです。
一番は、風邪をひかない家に住むことですが、今の家でも気をつけられるところは気を付けていきましょう。
今から家を建てるなら「風邪をひかない家」
以前は真夏に、エアコンの温度を何度下げても涼しくならなかったお家に住んでいたお客様が、空気の流れも設計したお家に引っ越してから、
癖でいつものように低い温度設定でエアコンを付けたら寒くなりすぎちゃった(笑)
と。これは私たちの家に住んだお客様たちのあるあるです!
室温と設定温度、それから湿度。これらをきちんと把握していくことが大切だと思います。
毎日同じ室温で暮らしていると1度の違いでもすぐ気づきます!なんか涼しいなと思ったときは、基本旦那が1度下げてたりしてます(笑)
基本、家のエアコンの温度は26℃くらいに設定しているのですが、室温も26℃前後になります。
室温と設定温度が一緒になることが分かっていると、この温度で暮らしたいから何度の設定にする。という暮らし方ができます。
夏も冬も25℃から26℃のこの1℃の間で暮らしています。
私たち家族はこれが一番快適です。25℃付近になると空気間はいいのですが足元が冷えてくるなと感じます。
こういうのがすぐ気づけるように室温を気にすることはとても大切です。
『今何度だろう?』と見るより『今日も快適な温度だ~』と確認するので楽しいです!
前の家は室温なんて気にしたことがありませんでした。暑いから冷房つけるし、寒いから暖房つけるし。
でも、そんな暮らし方をしていたら温度差が凄くてそりゃあ体調を崩してしまうし、冷え性も治らない。
設定温度になる家で暮らすことによって毎日同じ室温なので、体がラクになりました。
それこそ、睡眠の質が高まりました。冷え性も治って寝つけがよくなりましたし、ぐっすり寝れるようになりました。
ちゃんとご飯食べて、ぐっすり寝れるようになったことで免疫力がアップします。
本当に風邪が引かなくなりました!
「風邪をひかない家」は実現できます。
電気代の節約
今の日本で電気代の節約でエアコンを我慢するのはオススメしません。他に節約できるポイントはあります。
今年のような異常な暑さの中、『電気代勿体ないし、風に当たるのも嫌だからとエアコンをつけるのを我慢』していたら、家の中でも熱中症をおこしてしまいます。健康な体を犠牲にするのは辞めましょう。
家中にエアコンの空気が流れる家ならエアコン数台で済みます。
家の作りで電気代は左右しますので、これから新しく家を建てる方は、パワーの少ない数台のエアコンで家中が快適になる家を目指しましょう。玄関も廊下も、脱衣場までも全て同じ室温。
また、当たり前に付けている設備が必要のない家をつくることも大切です。
私たちの家では、キッチンのレンジフードを無くしています。
↓詳しくはこちらをご覧ください↓
必要のない設備を見直すことが大切です。
せっかく永く住める家を建てても住む私たちが健康で暮らせなきゃ意味がありません。
空気の流れを設計
設計段階からエアコンの設置位置、吹き出し口の向きは決めておかないといけません。
ただ、風が直接あたらない向きにするのではなく、たった数台のエアコンで家中が快適になるように設計してもらわなければいけません。
そもそも、設計士全員が全員、空気の流れまで設計できるわけではありません。
空気の流れが設計できる設計士か見分けることも家づくりを始めていくには大切なことだと思います。
初期費用を抑えたくて、家を建ててから電気屋さんでエアコンを設置する方もいるかと思います。
ただし、電気屋さんは『何畳か』で見合ったエアコンを勧めるだけですので、コストは削減できても今後の暮らしが快適になるとは言い難いです。
夏も冬も大事なエアコンは、家の性能、家の向き、間取りや大きさによってエアコンの数も位置も変わってきます。
私たちが勧めるエアコンの位置などにはこういう意味があるんだよ。と知っていただければなと思います。
皆さんにも知識が身に付いて後悔のないような家づくりを目指していきましょう。
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