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■二世帯住宅とは
親世帯と子世帯が同居できる間取りのことを指します。 玄関や階段室は一つで水回りだけ、別にするお家や、 玄関も別々にする家と両方あります。 もちろん、玄関を別にした方が、お互いの生活時間帯を気にせず暮らせる メリットの反面、建築コストあがってしまうデメリットもあります。
■完全分離型かそうでないか
ご両親と一定の距離を保ち、プライベート空間をお互いに大事にできる のが完全分離型の間取の良いところですね。 玄関も、水回りも全てを別々に備えて、生活時間帯のずれもお互い気にせずに、 それでいて同じ屋根の下つながっている安心感があります。 多くの完全分離型の間取は1階に親世帯、2階に子供世帯が住むタイプが多いです。 その理由は階段を昇り降りするのが元気な子供世帯に、 というところによると思います。 その場合、浴室の位置が重要です。 なぜなら、浴室はユニットバスを使用することが多いいですが、 お家の設備で一番重いので、構造的に安全なところにしなくてはならないのです。 1階のユニットバスの直上に2階のユニットバスにするのがベストですが、 そうならない場合は2階のユニットバスの直下に柱を四方に設けたいところです。
■コンパクトにつくりたい
とはいえ、 完全分離型の間取にすると、間取も大きくなるし、 建築コストも玄関や水回り設備がそれぞれ2個づつあるために 建築コストは高くなります。 そこで、玄関は一つで、水回りも最小限にする間取もよいと思います。 親世帯のキッチンは少し小さめのキッチンにしたり、浴室も一つにしたり、 お互いにがまんしすぎない程度に、設備を最小限にとどめていきたいものです。 そうすれば、限られた敷地面積に、限られた建築コストでコンパクトな二世帯住宅になります。
■二世帯住宅の間取
床面積やコストを抑えたくても、 収納スペースは親世帯も子世帯もゆずれないポイントになるでしょう。 ですが、 引越を機会に要るもの、要らないもの、とを分別して整理した上で、 収納スペースがどれくらい必要なのか、 もしくは、共同で使う収納をつくるかどうか、などを検討すべきでしょう。 例えば、キッチンは一つにする場合でも、 パントリー(食品庫)だけは別々につくると、ストレスが一つ減らせるかもしれません。 昼間長く家に居るお義母さんと昼間外に働くママと仲良く家事をこなすためには、 収納スペースを分けることも一つの手かと考えます。 床面積を大きくできない理由や、 建築コストの関係で水回りを一つにする場合には、 共通のリビングダイニングキッチンの他に、セカンドリビングを設けるのも良いでしょう。 子供たちが小さいうちはお友達を呼んだり、 またはパパやママの好きな時間を過ごす部屋に、できることでしょう。
■音の問題
最後に音の問題として、 ご両親の寝室が1階にあり、 直上にトイレなど水回りがあると、 うるさいかもしれません。 また、ご両親の寝室がリビングに接していると、 夜中テレビの音など響いてしまいます。 そういった音の問題も考えて間取をつくることも 大事なポイントになるでしょう。
■二世帯住宅もスタジオそらで
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スタジオそら株式会社
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