設計士が教えるカーテンの選び方②「生地選び」

上尾市で注文住宅ならスタジオそら

快適な使い心地の生地選びの知識としてカーテン生地のさまざまな種類や素材の特徴を把握しておきましょう。

目次

カーテン生地の種類

サンゲツ カタログより

厚地(ドレープ)カーテン

厚みがあり、外からの視線を遮るなどカーテンの機能性を活かしたタイプです。幅広い素材の生地が使われており、カラーや柄のバリエーションも充実しています。

レースカーテン

透け感のあるレース生地のカーテンです。視線を遮りながら光を通したい時に使用します。美しい刺繍模様が入ったものなど色々なデザインがあります。

生地の素材

静電気が発生しにくく自然の風合いが楽しめる(天然繊維)と人工的に作られ機能性の高い特殊な加工が施こせる(化学繊維)があります。

天然繊維

綿(コットン)

衣類や寝具などにも使用される吸湿性が高く保温性にすぐれ、ふんわりと柔らかな触り心地と優しい雰囲気の素材です。染色性も高く多くのカラーや模様のカーテンの生地が販売されています。デメリットとしては、防湿性が低く蒸れやすい。染色性は高いからこそのシミが付きやすいなどがあります。

麻(リネン)

シャリっとした触り心地で涼しげな印象の麻は、夏物の衣類などにもよく使われ使い続けると手触りが柔らかくなります。吸放湿性、通気性、耐久性が高く速乾性があるため濡れても直ぐに乾きます。デメリットとしては、シワが付きやすく保湿性が乏しいので夏の暖かい季節におすすめ。

羊毛(ウール)

ウールは衣類やカーペットなどによく使われる素材。保温性、吸放湿性が高く熱伝導率が低いため、夏は涼しく冬は暖かくシワが付きにくく、染色性に優れており、色あせしにくいのですがカーテンでの使用は少ないです。デメリットとしては、毛玉が付きやすく虫食いがおこりやすい。

絹(シルク)

高級素材で光沢感があり染色性に優れていて発色も良く艶のある美しい質感でシワも付きにくいが価格が高くシミや黄ばみが付きやすいことから装飾メインで用いられることが多いです。

化学繊維 

ポリエステル

特殊加工しやすく機能性を高め繊維が加工可能な化学繊維はカーテンにもっとも多くつかわれ販売されています。メリットとして軽量で持ち運びや収納がしやすく水洗い可能でシワも付きにくくリーズナブルな価格です。デメリットとしては吸放湿性が低く、蒸れやすい。静電気を起こしやすい。

アクリル

ウールに似た風合いでありながら軽量で収納しやすい。速乾性もあり日光に強く色あせしにくいのが特徴ですが、デメリットとして静電気を起こしやすく毛玉ができやすく熱に弱いです。

ナイロン

光沢が有りシルクのような美しい質感が魅力。速乾性・弾力性があり、耐久性も高く型崩れしにくくシワが付きにくい繊維です。デメリットとしては色あせしやすく熱に弱い。静電気を起こしやすい。

レーヨン

光沢があり滑らかな肌触りで吸放湿性に優れ、シルクの代用品として作られ艶やかな質感が特徴です。シルクに比べて安価です。デメリットとしては縮みやすくシミやシワが付きやすい。

交織

綿とポリエステルなど、異なる素材を組み合わせて織った生地で、それぞれの素材の良さを合わせ持っています。

これら生地の特徴からできるカーテンはカーテンにより遮光・遮蔽・断熱・防音・装飾・空間の仕切りなどの6つの機能をもっています。


朝の日差しや夏場のまぶしい西日を防ぎ、屋外の暑さや寒さを室内に伝わらないようにし、お部屋の快適な環境をつくります。日差しで家具や床、カーペットの色があせることも防ぎます。暗幕のように室内を暗く出来るカーテンもあります。部屋の中の様子を屋外から見えないようにし、プライバシーを守ります。室内の音漏れや外からの騒音対策に役立ちます。

窓側だけでなく室内でカーテンを使用することで、扉などの仕切り替わりや収納の目隠しに使用できます。お部屋の大きく影響を与えるアイテムのカーテンは交換するだけで気軽に模様替えを楽しめます。

このようにカーテンには沢山の役割、機能があります。デザインはもちろん、設置やお手入れに手間がある分、お部屋の用途に合わせて長く使えるカーテン選びを目指しましょう。

スタジオそら株式会社
〒362-0014 埼玉県上尾市本町1丁目10−5 グリーンハウス 102
 048-657-8724

上尾市で注文住宅ならスタジオそら

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次