ぶっちゃけシリーズ その2
私が防湿フィルムのブログを何回、書いたところで、建築業界が良くなる事は無いと理解しています。
私の力など微々たる物ですから。
しかし、9割の建築業社は防湿フィルム施工をしていないという事実。
ですから、もう一度書きます。
建築業界が良くなる様に!
壁体内結露
例えば、現場吹き付けの発泡ウレタン。アワアワ断熱。(自宅で使いました。というより、やっちゃいました。)綺麗に隙間を埋めてくれます。ですから気密測量をすると良い数値(C値)が出ます。ところが部屋内側に防湿フィルムを貼らないと、とんでもない事が起きます。
冬、屋内には数グラムの水蒸気が浮遊しています。その水蒸気は発泡ウレタンの中に入っていくのです。もちろん、壁紙も透過して。断熱材の屋外側は冷えていますから、気体だった水蒸気は冷やされて液体に変化します。これが壁体内結露です。
壁体内結露によって濡れてしまった断熱材は断熱性能を失い、さらに木材も濡れてカビが発生したり、腐ったりします。家は寒くなるし、耐久性も落ち、耐震性能どころの話ではありません。
繊維系、プラスチック系、発泡系など、どんな断熱材でも同じ現象が起こります。
ですから断熱材より部屋内側に防湿フィルムの施工が必要になるのです。
昭和40年代の北海道
分厚い断熱材を入れて防湿フィルム施工をしなかった結果、壁体内結露或いは結氷が起こり、木材が腐って家は10年と持たず、解体されていきました。
こんな大失敗をした北海道ですから、今は防湿フィルムを施工して、正しい家造りがされています。
また、防湿フィルム施工をする事で加湿した水蒸気は屋内に留まりますから快適性も上がります。
防湿フィルムといえば、基礎の下に敷く事が多いのですが、あれは要らない。
ベタ基礎であれば、コンクリートの厚みは15cm。15cmのコンクリートの透湿抵抗値って、相当な物ですし、コンクリート表面の1cmが完全に乾燥するには3年程かかりますから、土が含んだ水分が床下に出てくる事はありません。
砕石を敷いて、コンクリートでガッチリ噛ませるはずの施工が、一枚の防湿フィルムで基礎が滑り易くなってしまいます。
そう、逆効果です。
話はそれてしまいましたが、家の断熱性能の維持、耐久性の維持を確保する為、断熱材の内側には防湿フィルム施工は絶対必要なのです。
防湿フィルム必ず施工しましょう。暖かい家で、ご家族の健康維持の為にも。
スタジオそら株式会社
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