家の性能って結局何?性能で家事がラクになる理由【お風呂編】

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「家の性能って何?」「性能って耐震とか家の耐久のことでしょ?」「性能とか難しいから私はわかんない」

いろんなハウスメーカーや工務店が家の性能って言うけど結局その性能がどういったものなのか。
性能がいいと何がいいのか分からずに『お家を建てたいな!』と思っていたり既にお家を建ててしまった方が多いのではないでしょうか。

「性能は難しいから旦那に任せる!」と諦めてる主婦の方必見です!

この記事でわかること
  • 健康に暮らすには性能が関わってくる
  • 性能の違いで家事の時間が変わる!
  • 住みたい家の理想がつきやすくなる

家を建てたいけどどんな家に住みたいか具体的に分からないままで家を建ててしまうとあとあと自分が後悔してしまいます。

代表 井藤和子

毎日家事をしている主婦建築家だから分かりやすく伝えられる『家の性能』をお教えします!

目次

性能の違いを実感

なぜ私が家の性能について分かりやすく説明ができるというと日常の何気ない暮らしの中での違いを体感しているから。

性能のいい家での暮らしは、毎日普通に過ごしていると当たり前になっていて忘れがちですが、実家に帰ると違いを体験します。「私ってこんな家に住んでいたのか~」と。

改めて家の性能の違いを実感できるのって『性能のいい家』と『普通の家』を実際に体験しているからだと思います。

性能のいい家を建てるには

性能のいい家を知らないままでいると『普通の家』の中でも『ちょっといい普通の家』までしか目指すことができません。
自分が『性能のいい家』を知れば目指すことができますが、そんな家を建てるためには

設計士も性能のいい家を知っていなきゃいけません

お客様だけ知識が豊富で、設計士にそのままお願いしても性能のいい家にはなりません。
仕組みが分からず施工するのはとても危険なので、安易に形だけ真似するのはオススメしません

でも、これを見てくれてお客様に知識が身に付けば性能のいい家を建てられる設計士かどうか見抜くことはできるでしょう

お風呂で分かる性能

お風呂の問題は沢山あるかと思います。
冬場のヒートショックだったり、カビ掃除、いろいろありますが。今回は…

せっかくお風呂入ったのに、滝汗問題!!

日中、汗をかいた身体をせっかくお風呂場で流したのに脱衣所でまた汗をかいてしまう。といった経験はございませんか?
女性なんか特にドライヤーをしている間に汗をかいてしまうことがあるかと思います。

この問題は、暑い夏だけではなく少し涼しくなった秋にも起きてしまう問題です。

湯船に浸かるなどして身体が暖まると血管が広がって血液の循環がよくなると血圧が下がります。
水圧で血の流れが促進され、脳に血流がいきやすくなり身体がのぼせていきます。

夏が終わってきて少し涼しくなってきたからエアコンを付けるのを辞めたお家なんかは、身体がのぼせて出たら汗をかいてしまうことがあるかと思います。

冬なんてお風呂から出たら涼しいから汗なんてかかない!

なんて言ってる方は危険!ヒートショックの恐れがある家なので大危険です。
『ヒートショックの危険性』と『ヒートショックの起きない家づくり』についてはまた別の投稿で解説していきます。

のぼせないお風呂

では、のぼせにくいお風呂だったらこの滝汗問題が解決できるのでは!と思いました。
湯のぼせしにくいお風呂とはどういうお風呂なのか。

  • 湿気がこもらない状況
  • 頭が涼しい
  • 脱衣所、浴室、リビングの温度差が無い

私たちが創る家のお風呂

『お風呂場のイヤなモアッと感がない』

実家(普通の家)の時は、頭洗って身体洗った後、湯船に入るのは1分くらいで嫌になっていました。
身体の芯まで暖まる前に出てしまっていた感じです。

湿気がこもらないお風呂では、湯船に浸かりながら映画が見れちゃうほど入れるようになりました。
そのおかげで、長年悩まされていた冷え性が改善されました。


『体質だからしょうがないか』と諦めて受け入れていた冷え性。
改善されたら寝つきが良くなりましたし、身体のコリが気にならなくなりました!
冷えていると常に身体に力が入っている状態だったので、身体が常に疲れている状態でした。

『浴室もお部屋』

実家はお風呂が寒いので、お風呂に入る前、先に暖めておこうとシャワーを出しておいたり、浴室暖房を付けていました。
暖かいお風呂に入れていますが、更に浴室、脱衣所、リビングに温度差をつくってしまっていました。

お風呂から上がった時、夏はお風呂の湿気で汗が止まらないし、冬は寒くて急いで着替えていました。

今では、リビングと同じ温度なので温度差を感じないですし、湿気がこもらないので汗をかかなくなりました!
夏のドライヤーも快適ですし、冬のドライヤー時もせっかく暖めた身体が冷えることがなくなりました。

実家だと、床が冷たいから足の裏から冷えてしまって、足元が1回冷えてしまうと寝る時までもずっと冷えちゃうから辛かったです。

普通の家のお風呂

普通の家のお風呂の注意点

年配の方や、小さなお子さんって自分で『暑い』と感じにくかったり、言えなかったりするので気を付けていただきたいです。

ワンちゃんやネコちゃんを飼っている方は、お風呂場で洗うことがあるかと思います。
ワンちゃんやネコちゃんは私たちよりも下にいるので、熱さや湿気を感じやすいです。
また、逃げ出さないように浴室のドアを閉めるかと思いますが、閉めたら湿気の逃げ場がなくなってしまうので、私たちが湯船に浸かってのぼせるのと同じような状況にさせてしまっている可能性がございます。

小さなお子さんも汗をかくと水分だけではなくミネラルも身体から出ていってしまいます。
脱水症の危険もありますので吸収のいいドリンクを飲ませると良いでしょう。

のぼせないお風呂の設計

私たちが創るお風呂には天井がありません。

「湯船の湯気で家中湿気ヤバそう…」

私たちの百年の家を紹介するとよくこの不安を耳にします。

冬は、部屋中暖房されているのでむしろ湯気が加湿器の代わりになってくれます。
それでも加湿器が必要なのでお風呂の湿気はそこまでなのです。

夏は、エアコンが除湿・冷房のモードであると勝手に除湿してくれます。
シャワー強で1時間出しっぱにした湯気もあっという間に除湿できてしまうほど、エアコンの除湿力は凄いのです!

お風呂の結露やカビに悩まされているお家は、閉めきっている密室なお風呂だから湿気の逃げ場所がなく、お風呂内で結露してしまうのです。

また、換気しようと窓を開けている方は大問題!

外の空気は湿度が高くカビ菌も飛んでいます。窓を開けたらその空気が入ってくるので換気はされないですし、カビの原因になってしまいます。窓を閉めて換気扇を付けるほうがよいでしょう。

湿気がこもらないのでカビにくいのです。
強力洗剤を使って掃除したり、煙の出るタイプを使って何時間も放置したりなどお風呂の掃除で大変な家事をカットできます。

代表 井藤和子

私たちは、最初から空気の流れを考えて設計していますので、湿気がこもる箇所が無いです。一切ありません。

仕組みを分からず施工するのはとても危険なので安易に形だけ真似するということはオススメしません。絶対にやめてほしいことですので、これはNGとさせていただきたいです。

家事の時間が変わる!

お風呂の家づくりの性能がいいと家事の時間が変わるのは、掃除の時間が短くなります。

天井が無くて、湿気がこもらないお風呂はカビづらいし、すぐ乾くので大変なカビ掃除の手間が省けます
また強力な洗剤は小さなお子さんのアレルギー発症してしまう可能性もございますので、重曹で掃除が間に合う私たちの家づくりは家族の健康も守ります。

お風呂の掃除は低い所だったり、高い所を掃除するので足腰の負担にもなってしまいますが、
天井が無いので天井の掃除は必要ないですね。

どんな家を建てたいか

お風呂一つでも、冬場のヒートショックのことや、カビや、何でそうなるのか。そうならないためにもどうするのか。私たちはしっかり学んでいますし、そのためにお家のつくりをどうしているのか。性能はどうしなきゃいけないのか。考えて設計しています。

「じゃあ天井抜きますね~」と簡単にいってしまうような所では、建てない方がいいと思いますし、あとあと自分が後悔することになるので、『こういうお家もあるんだな~』ということを1つ頭に置いといて今後どうするのか考えていただければなと思います。

スタジオそら株式会社
〒362-0014 埼玉県上尾市本町1丁目10−5 グリーンハウス 102
 048-657-8724

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