今、平屋が人気です。
2016年から現在の数年で全国の住宅建築棟数に占める平屋の割合が1.5倍に増えています（2016年8.3％、2021年12.5％ 建築着工統計調査より）。
Instagramのハッシュタグ別投稿数では＃平屋（69万回）が1位です。
＃二階リビング（7.5万件）、＃三階建て・二階建て（3.7万件）、Instagramで住宅に興味のある10倍以上の方が平屋の建物の画像や動画を見たいと思っているのです。
平屋建ての魅力
フラットな空間で生活できる平屋は、小さなお子様のいる家庭からご年配のご家族までワンフロアの生活で移動がスムーズなので家事がしやすく、家族のコミニケションが取りやすく家族団らんを大切にした生活の出来る平屋は魅力があります。地震の多い日本では構造が安定して地震に強い平屋は最適だともいえます。メンテナンスについても2階建て・三階建ての様に大きな足場が不要なため費用を抑えることができます。
平屋の疑問（建築費や広い敷地が必要など）
平屋の建築費は高いの？
平屋は二階建てよりも基礎工事や屋根工事の面積が多くなるため二階建てよりも平屋のほうが建物の値段は高くなる傾向があるといいます。しかし2階建ては階段や二階バルコニーなどの費用は無く窓の数も少なくなるため、延床面積や材料等の内容が同じであれば、建築費の差はあまり変わらない可能性もあります。
平屋は広い敷地が必要？
平屋は広い敷地がないとたてられないと思いがちですが、建ぺい率次第で十分な面積を確保できます。敷地40坪で建蔽率が80％であれば32坪（106㎡）の平屋が建築できます。
106㎡あれば3LDKの住宅が可能なので3～4名の家族であれば十分な広さを確保できます。建ぺい率とは敷地面積に対して建てられる家の広さ（建築面積）、用途地域により60％、80％などあります。角地緩和など条件によって緩和される場合もあります。
ワンフロアだと空調が単調になりやすい？
勾配天井やスキップフロアなど高さで変化をつけられます。勾配天井は、空間が横だけではなく上にも広がるので部屋の雰囲気を変えることができます。また開放感もでます。床に段差を付けたスキップフロアを利用し、部屋の区切りをつけることができます。扉や壁を付けずに区切られるのでフラットなままで変化をつけられます。
プライバシー確保はできるの？
フェンスや植栽、ウッドデッキ、建物形状や配置の工夫で開放感やプライバシー確保もできます。軒を低くして中を見えづらくしたり、建物をコの字型やロの字型にして中庭を設けると開放感とプライバシーの両立できます。
防犯面の不安の対策は、防犯カメラ、センサーライト、サッシセンサーの設置や家の周りや出入り口部分に踏むと音が鳴る砂利をまくなどの対策があります。
やっぱり住みたい平屋
平屋の建物価格は、二階建てより値段が高くなる傾向はあるが建物プランや設備建材のグレードなどにより建築価格を抑えることも可能です。
平屋は建築コストがかかるが、暮らしやすさの点で平屋ならではの多くのメリットがあり、やっぱり平屋に住みたい人が多いので「今、平屋が人気」なのです。
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