お部屋を占める面積の多いカーテンは、カラーやデザインで見た目の印象が大きく変わります。外からの視線を遮ったり太陽から差し込む光を遮るうえで欠かせないカーテンは機能性にこだわったカーテンも増えています。ポイントを押さえて自分に最適なものを上手に選び自分に合った最適な空間を作りましょう。
窓の種類に合わせて選ぶカーテン
掃き出し窓
窓枠が床まである大きな窓で、庭やベランダの出入りができ、ほうきでホコリ等を履きだせることから掃き出し窓と呼ばれています。掃き出し窓のカーテンは大きなものが必要なことからカラーやデザインを慎重に選びたいです。また掃き出し窓のカーテンは床までの長さが必要な為、適したサイズを選ばないとすそが床に触れホコリが付いたり、短いと見栄えが悪いうえに日差しを遮れなかったりとさまざまな不具合が生じます。しっかり測って適切なカーテンを購入しましょう。
腰窓
床から1ｍほどの高さに下枠がある腰の高さぐらいに位置する窓です。下枠の下に壁があり下部分に収納棚やベットを置いている場合が多い為、家具に掛からないサイズを選びましょう。腰窓は、横向きに開閉するカーテンではなく、上下に動くロールスクリーンやシェードカーテンもおすすめです。高さを途中でとめることができ日差しの調整なども可能です。
出窓
出窓は建物の外壁よりも外に出た窓で装飾性の高い形状などもあります。窓の前に物を置くスペースなどがあり、インテリア小物などを置いて窓際を華やかにできます。出窓カーテンの設置のしかたとして出窓に沿うように取り付ける場合と壁に沿って取り付ける2つのパターンがあります。出窓側にレースカーテンを取り付けることで、おしゃれな雰囲気になります。おしゃれなレースカーテンはバルーン状のタイプや左右と中央で高さの異なるアーチ状のものなど選ぶことができます。壁側に取り付ける場合は腰高窓と同じ選び方ができます。
小窓
キッチンやトイレ、洗面所などにある小さな窓です。狭いスペースに光を取り入れるための窓です。カーテンを取り付けないことも多いですが、装飾性の高いカフェカーテンを取り付けるだけで華やかな窓になります。カフェカーテンは価格もリーズナブルでカーテンレールも不要なため簡単に取り付けでき、気軽に季節などに合わせてカーテンの交換が可能です。
カーテンは窓に合わせて正確なサイズを
カーテンには既製品とオーダー品があります。オーダー品は既製品より高価で制作に日数がかかりますが、窓にぴったりのサイズになるように幅や丈の長さを細かく指定できカーテンの生地の種類や形など自分に合ったカーテン選びが可能です。
どちらのタイプにせよ、事前にサイズを正確に測ることが重要です。
幅の採寸
装飾などが無い一般的なカーテンレールの場合は、固定ランナーから、もう一方の固定ランナーまでの長さを測ります。（固定ランナーとはカーテンレールの両端にあるカーテンフックを掛けるためのリングです）リングの中心から採寸してください。レールに装飾がついたタイプは、キャップの付根部分からの長さを測ります。
採寸した数字はカーテン2枚分の寸法になります、一般的な引分タイプカーテンの1枚分の幅は半分になります。
丈の寸法
掃き出し窓の場合は、固定ランナーの下からメジャーで床よりマイナス1㎝目安に採寸します。腰高窓の場合は、固定ランナーの下から、窓枠プラス15～20㎝の長さで採寸しましょう。
間違えないカーテン選びには
カーテンのサイズは正確に採寸して窓の形に合ったものを選ぶ必要があります。特に掃き出し窓のような床まである長いカーテンはカーテンのデザインによって採寸が難しいのでオーダーカーテンをお勧めします。
カーテンには、二倍ヒダ（3ツ山）、1.5倍ヒダ（2ツ山）、ノンプリーツ（ヒダナシ）とあり、ヒダが多いほど生地を多く使用するので価格は高くなります。ヒダが多いほど豪華でエレガントな雰囲気のお部屋になりノンプリーツのヒダの無いカーテンはお部屋をスッキリさせたい場合やカーテンの柄が大きく柄全体を絵のように見せたい場合などにも最適です。市販で販売されているカーテンは1.5倍ヒダが多いです。
ドレープとレースによっても床1㎝あがりの美しい施工にする場合、カーテンレールの種類やカーテンレールの窓側、室内側でも少しカーテンの長さが違います。
カーテンで部屋の印象が大きく変わります。窓に合ったサイズでお部屋を自分好みのカーテンでいっぱいにしてください(*’▽’)♪
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